アミノ酸と酵素

前項では「アミノ酸」としたのには理由があります。それは最近人気が上がっている酵素ダイエットに関連しているからです。既に酵素の関連商品はいろいろなものが販売されています。

酵素とはタンパク質性の触媒の総称で、生物の細胞内でつくられています。人間だけではなく生命なら単細胞生物でも微生物でも多細胞生物の植物でも酵素が生命の営みに求められます。

酵素の主成分はタンパク質です。食材に含まれる酵素はアミノ酸に分解されて体内へ吸収されます。つまりアミノ酸になるのです。この非常に小さく分解されたアミノ酸は、再び酵素やコラーゲンや筋肉になるのです。つまり酵素ダイエットとアミノ酸ダイエットはかなり親しい仲間ということになります。

アミノ酸は健康維持には特に必要な有機化合物（炭素・窒素・酸素・水素・硫黄からなる）で、「アミノ基」に由来しています。特殊な構造ですが、自然界には約500種類もあるとされています。これで酵素とアミノ酸の関係がわかったと思います。

こうして最近人気が上がっている酵素ダイエットもあるわけですが、酵素関連商品はドリンクタイプや錠剤タイプなどいろいろ販売されています。

価格も結構高いのですが、酵素を摂取したら、それですぐに痩せるというものではありません。酵素を摂取して体内をつくる材料を揃え、これで代謝を上げていくという原理です。

つまり酵素だけではダイエットの特効薬ではないのです。しかし、酵素やタンパク質が不足すると代謝機能を活発にする化学反応も起こず、痩せにくい体質になってしまいます。長続きさせるダイエットに酵素はかなり重要な存在となっています。